日本経済と農業 vol.1
August 31, 2004
(「福井の科学者〜地域に根ざす科学者運動〜」No.90/2003年2月掲載)山崎一之
1) はじめに
日本もいよいよ地方の時代を迎えようとしてる。都市を中心とした華やかな経済乱舞の時代は過ぎ、好むと好まざるとに関わらず経済安定時代を迎えるのである。経済安定=地方の時代の対極にある戦争という経済破壊の時代を回避すうる唯一の方法が地方の時代だとすれば多くの人が汗を流して行動する価値があろうというものである。
日本の経済組織は太平洋戦争による残線という大打撃をうけながらも前後もつかぬかれ変わることはなかった。明治依頼、富国強兵が日本の国是であった。富国のための方法論は原料を輸入し、それを加工し製品として輸出する加工貿易が首尾一貫とられる事になった。明治の開国以来120余年にして日本はその絶頂期を迎えることになるが世界に類を見ない経済成長は21世紀を目前にして新たな世界経済という波にのみこまれる事になった。つまり、世界第二位の経済力や世界トップレベルの人件費は当然世界トップレベルの物価高、世界トップレベルの製品高へと移行し、さらに世界的高水準の技術と世界的には平準な技術とが貿易という手段に対し利益が相反し激しく対立を余儀なくされるまでになってきたのだ。ここに来て国家の意思の元、国内経済をコントロールしてきた長い歴史が幕を閉じるのであるが一度確率した国家体制は一朝一夕には債権は困難を極めることになる。しかし、この困難な道こそ富国平和への現在考えられる唯一の道なのだ。 つづく・・・
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