2005.おけら通信 9月号
September 07, 2005
お盆が過ぎてから涼しい風が吹き出しました。皆さんは夏バテしていませんか?
おけら牧場では鶏も牛も人も夏バテ気味です。先月から鶏の中に入れ始めたニンニクの粉の効果はあったはず!と信じたいところです!
ところが、最近その効果が現れ始めました。
なんと、雄鶏が朝の3時から鳴き始めています!以前は4時過ぎだったのに・・・
効果は雄鶏の方にあったようです。
田んぼの稲もすくすくと育ちもうすぐ稲刈りが始まります!今年の北陸は台風も少なさそうでちょっと一安心です。(父親は合鴨米は米の粒が少ないから稲が倒伏することは絶対無いと言っています。)
【採卵】
3月に新しく入ってきた鶏も、現在はたくさん卵を産むようになって来ました。
さて、新しい鶏は2種類います。茶色い産卵用品種の『ボリスブラウン』と、
白黒まだらの卵肉兼用品種の『ブラックワン』。
不思議なことにこの2種類の鶏は正確が全く違います。
茶色い方は卵はたくさん産むのですが、他の鶏をイジメたり、卵を突付いて割ったりと、ちょっと性格が悪いのです。
(…と言うより自分の産んだ卵を割って食べてしまうので、ちょっとバカなのかも?)
反対に白黒まだらの方は、性格がすごく温厚です。ちょっとボーっとしているのかもしれませんが、餌は茶色い方に先に捕られてしまったりと、気が小さいのです。しかも、茶色い方に
比べると卵をあまり産みません。・・・が、自分の産んだ卵は必死で守ります。
自分の巣箱には他の鶏が入ってこないように羽を逆立てて威嚇します!
卵を私に捕られようものなら…卵を守る為、私の手から血がにじむくらいに突付いてきます!
自分の産んだ小さな命の大切さをしっかりと自覚しているようなのです。
卵を多く産む鶏は、自分がたくさん新しい命を生産することができるので、自分の卵や自分の命の価値が良く分からなくなってしまうのかもしれません。
私がハングル語を習い始めてもうすぐ1年になります。
現在の先生は3代目となる韓国から留学してきた男の先生。
ある時、軍隊の話になりこんな質問をしました。
私:「もし、明日韓国が戦争を始めたらどうする?」
韓:「きっと、その次の日には小松空港に軍用機がチャーターされます。それに乗ってすぐ参戦します。」
韓国の子達の即答に唖然としながら、
私:「戦争は恐くないの?もしかしたら、また同じ言葉を話す同じ民族同士で戦争するかもしれないよ?」
韓:「私たちは国の為に生きています。大切な人や家族を守る為ですから。」
まったく迷いの無い答えにカルチャーショックを受けていると、
韓:「ヒョン(年上の男性をこう呼びます)は、日本がもし戦争に巻き込まれたらどうしますか?」
私:「…とりあえず、戦争には参加しない。」
とは言ったものの、心の中では外国に逃げると言う選択肢も残していました。
しかし、大切なものを守るということは戦うことなのかも知れないと、まだらの鶏たちを見ていて考える今日この頃。(何と戦うかが大切ですが・・・)
平和な国に育ち、平和な時代で生きていることの有難さを改めて知り、実感すること
ができました。
おけら牧場 山崎大和







