11/29の人形浄瑠璃は最高でした!
December 23, 2005
今年の人形浄瑠璃は「壺坂霊現記」でした。美人で評判のお里。盲目を気にする亭主の沢市はお里の手かせ足かせになってはと、心をいためる日々。お里は盲目の沢市の目が治るようにと壺坂権現に詣でる毎日。温かな夫婦愛と心のすれ違い。権現様は…。義太夫は竹本駒之輔さん。一声発した時からその場の空気ががらりと変わり人形たちの世界の中へ観客もろとも感情移入。人形達は生き生きと動き回り、語りは観客の心をつかんであっという間にクライマックス。目の前でなまめかしく演じられる等身大の人形の世界。闇の中で観客席からすすり泣きの声が聞こえてきます。遠くでなく鶏の声。風もやみ、雨もあがって、さっきまでてんやわんやの準備がまるでうそのように満ち足りた時間でした。来年も来るよというのはお客さんばかりではなく、吉田勘禄さん始め、人間国宝の駒之輔さんも。本当に来年の5月が楽しみです。今年これなかった方は来年、ぜひお出かけ下さい。自然の中で、目の前で、等身大の本物の人形浄瑠璃が演じられるなんて、こんな贅沢と幸せはなかなかありませんよ!
(ラーバンの森通信 2005.12月号より)
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